中国・新彊(しんきょう)ウイグル自治区の収容所で中国語の教師役を強いられた少数民族カザフ族のサイラグリ・サウトバイさん(44)は産経新聞に対し、中国当局による弾圧を「人類全体の危機」とし、中国の「隠蔽や嘘を許してはならない」と訴えた。インタビューの詳報は以下の通り。
「教師になれ」
私は2016年からウイグル自治区イリ・カザフ自治州にある複数の幼稚園を運営する責任者を務めていた。17年11月に警察から私の携帯電話に電話がかかってきた。指定された場所に到着すると、理由を説明されずに拘束され、黒い袋をかぶせられて車で同州の収容所に連行された。