【話の肖像画】ブシロード会長、新日本プロレスオーナー・木谷高明(60)(1)「商売」ではなく「勝負」(2/2ページ) - 産経ニュース

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ブシロード会長、新日本プロレスオーナー・木谷高明(60)(1)「商売」ではなく「勝負」

《山一証券のエリート営業マンだったが、左遷によって退職、独立して創業者に。成功しかけたと思ったら事業拡大が裏目に出て追放となり、2度目の起業を経験した。若者向けのエンターテインメント会社「ブシロード」は令和2年度、連結で年商330億円を計上。人生のシナリオを何度も書きかえてきた》

経営とは本当にしんどいので、2度目の起業は手堅くなる人が多いんです。僕の2度目の起業の場合は、急に退職せざるを得なくなり、あまり財産が手元に残らず、もう一度何かに賭けて元手を張るしかなかった。

サラリーマンから独立して自分で会社を起こす。その後、成功するのか、失敗するのか。僕は「商売」ではなくて「勝負」がしたいと考えています。起業するときに原動力になるのは自己実現への強烈な思いです。「儲(もう)かりそうだ」ではなく、「やりたいことを覚悟を決めてやる」なのです。(聞き手 尾崎豪一)

【プロフィル】木谷高明

きだに・たかあき 昭和35年、金沢市生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、59年に山一証券入社。平成6年に10年勤めた同社を退社し、エンターテインメント事業を手掛ける「ブロッコリー」を設立、13年にJASDAQ上場を果たす。19年に事業拡大による経営不振で会社を追われ、「ブシロード」で再起業。24年には新日本プロレス会長に就任(現オーナー)。

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