12年度までに犬猫殺処分ゼロ 埼玉県が目標

 埼玉県の大野元裕知事は13日の記者会見で、県内での犬と猫の殺処分頭数を令和12年度までにゼロにすることを目標に掲げると明らかにした。県はすでに、殺処分頭数を5年度までに500頭未満に抑えることを目標に据えているが、さらに踏み込んだ形だ。

 県によると、元年度の県内の殺処分頭数は622頭で、平成21年度の5764頭と比べて89・2%減少している。

 殺処分頭数の約9割を占めているのは猫で、多くは野良猫が出産した子という。県はこれまで、行き場のない犬や猫の譲渡会を開いたり、野良猫に対する不妊手術の費用補助制度を創設したりして殺処分頭数の減少に取り組んできた。今後、殺処分ゼロの年限に向けて譲渡会の回数を増やすなど取り組みを強化する。

 愛犬家としても知られる大野知事は「ペットを飼っている方は、最期の瞬間を迎えるまで責任と愛情を持って大切にお世話をしてほしい」と呼び掛けた。(竹之内秀介)