ペルー大統領選に3度目の挑戦、ケイコ氏 フジモリ元大統領の娘

11日、ペルー・リマの所属政党本部での演説で親指を上げるポーズをするケイコ・フジモリ氏(ロイター)
11日、ペルー・リマの所属政党本部での演説で親指を上げるポーズをするケイコ・フジモリ氏(ロイター)

 6月の決選投票へ向けて前進したケイコ・フジモリ氏(45)は、ペルー国民の生活水準を向上させた英雄としていまなお人気を誇る父、アルベルト・フジモリ元大統領(82)の後継として支持を集める。

 両親の離婚に伴い、19歳でファーストレディーとなり、地方の貧しい子供が都会の病院で心臓手術を受けられるよう支援するなど慈善事業に取り組んだ。

 米ボストン大を1997年に卒業。2006年、MBA取得のため米コロンビア大に在籍しながら、一院制のペルー国会(定数130)に立候補し、史上最多得票で当選を果たした。

 11年にはフジモリ派の政党から大統領選に初挑戦。決選投票で左派の元軍人ウマラ氏に敗れた。16年大統領選も決選投票で元首相のクチンスキ氏に敗れたが、自ら党首を務めるフエルサ・ポプラル(FP)は国会で過半数の議席を獲得した。

 一方、大統領に就任したら人権侵害で服役中の父親に恩赦を与えるとインタビューで答えたり、父親と同様の「強権的な政治手法で統治する民主主義が今のペルーには必要だ」と主張したりするため、否定的な評価も少なくない。(ニューヨーク 平田雄介)