19人死傷、祇園暴走事故から9年 犠牲者しのび法要

犠牲者の冥福を祈って手を合わせる法要の参列者ら=12日午前、京都市左京区の檀王法林寺(桑村大撮影)
犠牲者の冥福を祈って手を合わせる法要の参列者ら=12日午前、京都市左京区の檀王法林寺(桑村大撮影)

 京都市東山区の祇園で平成24年、軽ワゴン車が暴走して通行人7人が死亡、12人が負傷した事故は、12日で9年を迎えた。現場近くの檀王(だんのう)法林寺(同市左京区)では法要が営まれ、参列した地域住民らが犠牲者をしのび、交通安全を祈願した。

 法要には、境内にある保育園の園児や地域住民ら約35人が参列。信ケ原(しがはら)雅文住職(66)が読経する中、犠牲者を供養する地蔵の前で静かに手を合わせた。信ケ原住職は「あっという間の9年で、今でも悲しみが込み上げてくる。こうした痛ましい事故が繰り返されないよう、交通安全への意識を子供たちに伝え続けていきたい」と語った。

 事故は24年4月12日午後1時ごろに発生。てんかん発作を起こしたとみられる藍染め販売会社の元従業員の男=当時(30)=の軽ワゴン車が暴走して通行人ら計19人をはね、男も死亡した。

 男は自動車運転過失致死傷容疑で書類送検されたが、京都地検は25年、容疑者死亡で不起訴とした。

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