コロナワクチン高齢者接種 大阪・松原市など12日開始

 高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種が早いところでは12日から始まる。大阪府内で9日現在、12日に開始するとしているのは八尾市や藤井寺市など。特に松原市は一般の高齢者への集団接種を同日から始める。大阪市や堺市など、府内の自治体の約半数にあたる20市町村は来週中に開始の予定。ただ、当初はワクチンの届く数が限られており、残る23市町のうち15市町は再来週に接種を開始し、8市町はそれ以降になる見通しだ。

 来週、接種を開始する市町村の過半数は、高齢者施設入所者を対象としている。中でも堺市は、年齢が上がるほど感染者の死亡率が高まるとして、施設の中でもさらに接種開始の優先順位を定めた。永藤英機市長は「85歳以上が多く入居する施設から始める」としている。

 施設入所者以外についての集団接種や個別接種は、接種券を受け取った人からの予約を受け付けて実施する。ただ、今月中に届くワクチンは限られており、岸和田市は20~25日に90歳以上480人分の、守口市は18日から75歳以上を優先して370人分の集団接種をそれぞれ行うが、すでに予約はすべて埋まっている。24、25日に65歳以上205人分を集団接種する貝塚市では「受け付け開始から約5時間で予約が埋まった」という。

 予約申し込みの開始時期もまちまちだ。当初は65歳以上の高齢者から予約を受け付ける自治体がほとんどだが、4136人が対象の能勢町は12日から受け付け開始予定で、約3万7千人が対象の門真市は14日正午から開始。約9200人が対象の豊能町は今月下旬の開始を検討するなど幅があるのが実情だ。

 さらに、受け付けの開始時期を決めかねている自治体も少なくない。泉大津市の担当者は「予定通りの数量が配布されるかが懸念材料。情報がいつ入手できるかで、予約開始時期が左右される」と不安を吐露。一般の65歳以上に5月中の開始を目指す泉南市は、供給状況によって時期は流動的としている。