自民千葉県連、知事選で熊谷氏支援の石井氏へ「厳しい処分を」

石井準一参院議員の政治資金パーティーで、石井氏(左)と握手する千葉県の熊谷俊人知事(当時は千葉市長)=昨年11月、東京都千代田区(小野晋史撮影)
石井準一参院議員の政治資金パーティーで、石井氏(左)と握手する千葉県の熊谷俊人知事(当時は千葉市長)=昨年11月、東京都千代田区(小野晋史撮影)

 自民党県連の党紀委員会は9日、千葉市内で会合を開き、党推薦候補が大敗した千葉県知事選で対立する現知事の熊谷俊人氏を支援した石井準一参院議員について「より厳しい処分」を党本部に求めることを決めた。県連の総務会で最終的な対応を協議する。次期衆院選を控え、知事選で一枚岩を保てなかったことに対する議員や県民らの不満を無視できず、対応を迫られた形だ。

 石井氏は知事選の告示前から熊谷氏を支援。昨年11月に都内で開かれた自らの政治資金パーティーでは、国会議員や県内首長らの前で熊谷氏に挨拶の場を持たせたほか、12月に約450人を集めた熊谷氏の支援団体の事務所開きでは応援メッセージが代読された。自民党の分裂を象徴する役割を果たし、結果的に熊谷氏の大勝を後押しした。

 委員会では、県連に寄せられた県民の声やマスコミの報道なども根拠にした上で、石井氏の一連の行動を「党紀に反する」と判断。終了後、記者団の取材に応じた委員長の佐野彰県議は「県民からは『自民は何をしているんだ』という強い指摘もあった。県民の目線で行動しないと信頼回復はできない」と強調した。

 このほか委員会では、知事選で熊谷氏の陣営に為書きを贈った県議会議長の山中操氏に対する処分も話し合われた。