朝晴れエッセー

お釈迦様の誕生日・4月8日

2年前、母が天国に旅立った。桜満開のある日、病院で、一人で逝ってしまった。平成最後のお釈迦様の誕生日の出来事。

あれから何度も母と話したくなった。会いたくなった。今どこで何をしているんだろう?と考えることもあった。

そして、いろんなことを想像してみた。

母は世話好きなので、天国の入り口で受付などをやっているんじゃないか? 行列の後方で迷っている人を「最後尾こちらでーす!」と誘導しているんじゃないか?

世間話をしている祖父に「お義父さんも手伝ってちょうだい!」と甲高い声で叫んでいるんじゃないか? それが原因で祖父と仲たがいしていないか? 気を使う方なので、人間関係で疲れていないか?

とにかく病気の苦しさからは解放されたのだから、楽しく過ごせているといいな、と母に思いをはせる。あちらの世界につながる電話があれば、一日中会話が途切れない自信があるのに。

たまに夢には出てきてくれるが、何年も入退院を繰り返していたからか、いつもパジャマなのが気になる。全て父が選んだかわいいパジャマではあるが…。

次の夢では、昔よく着ていた花柄のスカートやワンピースで、オシャレな母と笑顔で会えますように。

そして、一周忌はコロナで帰省できていないので、今年の三回忌は帰省できますように…。

城ヶ原寛子 48 兵庫県尼崎市