国際オリンピック委員会(IOC)は6日、北朝鮮のオリンピック委員会(NOC)が東京五輪不参加を表明したことを受け「IOCは何度か求めたものの、残念ながら北朝鮮のNOCと電話会議を開くことができなかった。IOCは(不参加の)正式な申請を受け取っていない」とする広報官の談話を発表した。
IOCは韓国で開催された2018年平昌五輪で出場枠のなかった北朝鮮に特例参加を認め、アイスホッケー女子で五輪初の南北合同チーム結成や開会式での合同入場行進を実現。バッハ会長はその後に平壌を訪問して金正恩朝鮮労働党委員長(当時)と会談したほか、北朝鮮の東京五輪参加に向けてスポーツ用品の提供や選手強化を特別支援する考えを表明していた。(共同)