大河ドラマ誘致へ一役 河内長野に「楠公さん自販機」

「『楠公さん』大河ドラマ誘致協議会」が設置した自販機=河内長野市菊水町
「『楠公さん』大河ドラマ誘致協議会」が設置した自販機=河内長野市菊水町

 南北朝時代の武将、楠木正成のNHK大河ドラマ化を求める活動資金に売り上げの一部を寄付する清涼飲料水の自動販売機が5日、大阪府河内長野市に設置された。同市などで組織する「『楠公さん』大河ドラマ誘致協議会」の取り組み。同協議会は、大阪・関西万博が開かれる令和7(2025)年までのドラマ化を目指している。

 協議会には、楠木正成・正行(まさつら)父子にゆかりのある大阪府内37市町村を含む13都府県の66自治体が参加。今回の設置は、自販機事業を手掛ける東洋食品(大阪府羽曳野市)が活動に賛同して協議会に提案、実現した。売り上げの10%が協議会の活動資金に充てられる。

 「1号機」の設置場所は河内長野市菊水町にある菊水スイミングスクールの駐車場。正成の家紋「菊水」に合わせたわけではなく、偶然とのことだが、自販機には、正成が幼少期を過ごしたとされる河内長野市の観心寺にある正成の像や「楠公さん」の揮毫(きごう)に加えて、菊水の紋もあしらわれている。

 現地での除幕式には、市の職員や東洋食品の社員らが参加。協議会の会長を務める島田智明・河内長野市長は「菊水つながりに縁を感じる。民間企業にも広がった大河ドラマ誘致の機運が、自販機利用を通じて市民にも広がってほしい」と話した。

 同社の東假屋(ひがしかりや)光一社長は「売り上げアップだけでなく活動資金の支援、自販機のデザインによるPR効果もある」と期待を込めた。協議会と同社は、他の参加自治体らにも自販機の設置を提案していくとしている。