拉致解決署名85万筆 加藤長官「好機逃さず全力で」 UAゼンセン提出

UAゼンセンの松浦昭彦会長(左)から北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める約85万筆の署名を受け取る加藤官房長官=5日午後、首相官邸
UAゼンセンの松浦昭彦会長(左)から北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める約85万筆の署名を受け取る加藤官房長官=5日午後、首相官邸

 北朝鮮による日本人拉致問題を担当する加藤勝信官房長官は5日、日本最大の産業別労働組合「UAゼンセン」の松浦昭彦会長らと首相官邸で会談し、拉致被害者の早期救出を求める85万4178筆の署名を受け取った。加藤氏は「拉致問題は菅義偉(すが・よしひで)内閣にとって最重要課題だ。米国や国際社会とも連携を取りながら、すべての拉致被害者の一日も早い帰国に向けてあらゆるチャンスを逃すことなく、全力で取り組む」と語った。

 加藤氏は新型コロナウイルスが感染拡大する中、昨年以上の署名が集まったことに謝意を表し、16日に米ワシントンで開かれる日米首脳会談で、改めて拉致問題解決に向けて米国に協力を求めていく考えを伝えた。

 署名の手交は首相官邸で行われ、松浦氏のほか、国民民主党の川合孝典、田村麻美両参院議員らも同席した。

 UAゼンセンには松本京子さんら当時組合員だった拉致被害者や特定失踪者がいる。平成14年から拉致被害者家族の支援に取り組み、23年からは拉致問題担当相への署名提出活動を始めた。今回の提出分を含めて署名の累計提出筆数は374万筆を超えるという。