日本学生支援機構は30日、令和2年5月1日時点で日本の大学や日本語学校などに在籍する外国人留学生は27万9597人で、前年から3万2617人減ったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による渡航制限や、学校側の受け入れ中止が影響したとみられる。減少は平成24年以来。
外国人留学生のうち、大学や専門学校など高等教育機関の在籍者は21万8783人で9620人減だった一方、日本語学校は2万2997人減の6万814人と減少幅が大きかった。今回の留学生数には、コロナ禍で来日できずにオンラインで受講した学生を含んでいる。
出身国・地域別で最も多いのは、中国の12万1845人(2591人減)。ベトナムが6万2233人で2位を維持したが、1万1156人も減った。