中国の習国家主席が相次ぎ電話会談 ブルンジ、スリランカ

 新華社電によると、中国の習近平国家主席は29日夜、ブルンジのヌダイシミイエ大統領、スリランカのラジャパクサ大統領と相次ぎ電話会談した。習氏は両国の大統領に対し「核心的利益に関わる問題について、引き続き相互に支持」することを望むと述べた。

 習氏は農業分野の協力を深め、ブルンジの貧困脱却を支援すると述べた。スリランカ南部ハンバントータ港など「重点プロジェクト」を進め、巨大経済圏構想「一帯一路」を推進する意向も示した。同港は中国融資で開発後、中国系企業に権益の大半を99年間貸与した。

 ヌダイシミイエ氏は台湾や新疆ウイグル自治区、南シナ海問題や香港の選挙制度変更で中国支持を表明。ラジャパクサ氏も「核心的利益」に関する立場を支持する考えを示した。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細