クルーズ船集団感染「経験を世界に発信」 外務省報告書 - 産経ニュース

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クルーズ船集団感染「経験を世界に発信」 外務省報告書

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 外務省は29日、昨年のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での新型コロナウイルスの集団感染を受け、クルーズ船の感染防止や国際ルール整備などについて調査研究を委託した有識者委員会から最終報告書を受け取った。集団感染では船籍国の責任の範囲などクルーズ船が抱える問題が浮き彫りになった。今後ホームページで公開し、国際社会への発信や各国との連携を進める考えだ。

 中西哲外務政務官は「貴重な経験を世界に発信し、次に来るかもしれない感染症の対策に生かしたい」と述べた。調査研究は同省が昨年10月から国際法やクルーズ船などに詳しい有識者らに委託していた。

 ダイヤモンド・プリンセスをめぐっては、日本政府が寄港を認め、大規模検疫や医師の派遣などを行った一方、クルーズ船で集団感染が発生した場合の運航会社や船籍国、沿岸国の役割や責任などが問題になった。

 同省によると、最終報告では、船籍国などの役割分担の明確化や、感染症の専門家との情報共有の重要性に加え、クルーズ船を受け入れる各国の港湾のネットワークや、感染が発生した場合の支援体制の把握などの論点を指摘した。