フィギュア鍵山優真、初の世界選手権で初の100点超え

男子SP 演技する鍵山優真=ストックホルム(ISU提供・ゲッティ=共同)
男子SP 演技する鍵山優真=ストックホルム(ISU提供・ゲッティ=共同)

 フィギュアスケートの世界選手権男子ショートプログラム(SP)で、初代表の鍵山優真(神奈川・星槎国際高横浜)は2種類の4回転に成功し、自己ベストを更新する100・96点で2位と健闘した。

 何度もガッツポーズを作った。100・96点。初めての世界選手権で初の大台突破に、鍵山は父の正和コーチと喜びを爆発させた。

 「練習のときはスピードやジャンプのタイミングで少し調整が難しかったけれど、本番は何も考えずに思い切ってできたことがよかった」。達成感をにじませた表情で振り返った通り、ほぼ完璧な演技だった。

 新衣装に身を包み、冒頭の4回転サルコー-3回転トーループをきれいに降りると、4回転トーループ、演技後半のトリプルアクセルもクリアだった。非公式ながら自己ベストを上回った昨年末の全日本選手権から、さらに進化を見せた。

 全日本後の代表発表会見。「日本代表として足を引っ張らないようにやりたに」と控えめに語った直後、絶対王者の羽生に言われた。「鍵山選手は負けん気の強さが一番の武器。『全日本で優勝したい』と言っているくらいのことにうそをつかずに頑張ってほしい」。自信を持てという王者のエールを胸に躍動した。(田中充)