千葉県野田市内の東武野田線2・9キロ、28日始発から高架に 愛宕駅は新駅舎

旧野田町駅の雰囲気を引き継ぐ新野田市駅の外観(江田隆一撮影)
旧野田町駅の雰囲気を引き継ぐ新野田市駅の外観(江田隆一撮影)

 東武アーバンパークライン(野田線)の清水公園~梅郷間の千葉県野田市内約2・9キロ区間が、28日始発から高架になる。同市中心部の渋滞緩和と安全向上を目的に、平成20年度から県を事業主体に進められている連続立体交差事業の、高架化工事が完了したためで、高架区間内11カ所の踏切がなくなり、愛宕駅が高架新駅になる。区間内のもうひとつの野田市駅はホームのみが高架になり、令和5年度中に新駅舎になる。

 これら事業の費用は約353億円。県が約324億円、東武鉄道が約29億円を負担する。

 新たな愛宕駅は1階に改札口、事務室、2階にホームの鉄骨構造で、延べ床面積約797平方メートル。デザインは高瀬舟が江戸川を進む姿をイメージしたといい、駅舎外壁は緩やかに折り曲げられた連続パネルで揺れる水面を表現している。上り下りそれぞれのエスカレーターが作られ、1階女性トイレには楕円(だえん)の鏡が並び、ファッション性にもこだわった。東側に駅入り口があったが高架駅舎化により、西口も作られる。

 ホームだけが高架になる野田市駅では、温故知新がデザインテーマの駅舎本体部分工事が進んでいる。新駅舎は昭和初期に作られた旧野田町駅の雰囲気を継承。レンガ造りをイメージした高架下部分はほぼ出来上がっており、近代化産業遺産が点在する野田市にマッチした外観が楽しめる。

 高架移行後、地上施設の撤去が行われ、市事業の愛宕駅西口駅前広場整備、野田市駅西土地区画整理事業が進められる。