「全国どこでも強い揺れ」改めて備えを 地震動予測地図

 東日本大震災から10年を経た東北地方では、これまで除外していた大震災の余震を計算に加えた。このため広範囲に確率がやや上昇し、宮城県~茨城県北部は太平洋沿岸に沿って大きな増加がみられた。

 北海道では、根室沖や十勝沖で起きる地震に関わる地域で、時間経過に伴い確率がわずかに上昇。北海道根室市が80%、釧路市が71%となった。

 ただ、地震動予測地図に反映できるデータは限りがあり、算出した確率には不確実性が残る。日本列島には未確認のものを含めて多数の活断層が分布しており、全国どこでも地震が発生する可能性がある。

 調査委の平田直(なおし)委員長は「科学的な知見には限界がある。自分のいる場所は他の場所に比べて揺れにくいと安心するのではなく、日本列島ならどこでも強い揺れに見舞われる可能性があると改めて確認し、備えをしてほしい」と話した。

 最新版は、政府の地震調査研究推進本部のホームページで公開。防災科学技術研究所のウェブサイト「地震ハザードステーションJ-SHIS」で、地点ごとの地震危険度などを閲覧できる。

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