長野放送・アナウンサーコラム

重盛赳男「震災を忘れない」

NBS長野放送の重盛赳男アナウンサー
NBS長野放送の重盛赳男アナウンサー

 3・11の東日本大震災、3・12の長野県北部地震から、10年がたちました。担当しているニュース番組「NBSみんなの信州」では、11日は東北、12日は栄村から「被災地の今」を中継でお伝えしました。

 私も12日は栄村に赴き、被害の大きかった青倉集落や、JR森宮野原駅前の復興灯明祭を取材しました。青倉集落は落ち着いた生活が戻っていましたが、住民は「あの揺れは忘れられない」と話し、今も心には震災が残っていることを感じました。また、復興灯明祭は10年目の今年で一区切り。大きな雪像には「きぼう」の文字が刻まれ、自立して前に進むという思いが込められていました。

 一連の報道で感じたのは、この節目を過ぎると一気に震災の記憶が風化してしまうのではないか、ということ。11日の中継に出演した災害ボランティアの吉村誠司さんは「被災地の特産品を買うことも支援につながる」と話していました。災害を忘れず、被災地のためになにができるか、これまで以上に考えていく必要があると感じた2日間でした。

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