スピードスケート女子短距離 頭角現す若手2人 北京五輪へ「いいレース」(2/2ページ) - 産経ニュース

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スピードスケート女子短距離 頭角現す若手2人 北京五輪へ「いいレース」

 これに対し、女子1000メートルで高木美、小平に続く位置に定着したのが山田だ。長根ファイナルでは2位に入り「シーズンの締めくくりとしていいレースだった」と納得の表情をみせた。

 昨年10月の全日本距離別選手権こそ4位で表彰台を逃したものの、その後の5大会で先着を許したのは高木美と小平のみ。2位3回、3位2回と表彰台に上り続ける充実したシーズンとなったが、「一歩一歩の中でいままでとは違った(氷への)力の伝え方ができるようになった」と要因を語る。

 伊那西高(長野県)から信州大と、小平と同じ道を歩み、大学卒業後も小平らとともに結城匡啓(まさひろ)コーチの指導を受ける23歳。小平は「今年飛躍した。一緒に高強度の練習ができる。私にとってもいいチームメート」と後輩の成長を認める。

 山田本人も「五輪が少しずつ(自分に)近づいてきていることは実感している」と語るが、一方で優勝は一度もなく「(小平)奈緒さんや高木さんとの差をすごく感じた一年でもあった」「(代表)選考を考えたときにまだまだ足りない部分がある」というのは本音だろう。

 課題に滑りの安定感を挙げる。終盤も大きな失速をしないようにすることができれば、五輪切符獲得に近づくはずだ。(運動部 橋本謙太郎)