東方神起が認めた才能 現代美術家の笹田靖人さん、4月2日から大阪で個展

自身の作品「ナラシカ」(2018年)を掲げる笹田靖人さん
自身の作品「ナラシカ」(2018年)を掲げる笹田靖人さん

 極細タイプのボールペンを使って独創的な細密画を描く現代美術家、笹田靖人さん(35)。韓国の人気アイドルグループ2人組「東方神起」の日本デビュー15周年を記念し、昨年11月から始まった全国縦断の企画展では、自身が東方神起の2人を題材に描いた作品が展示され、注目を集めた。4月2日からは自身の企画展を大阪市西区のレンタルスペース、peel(ピール)で開催。「これからも大きなチャンスをつかんで世界で活躍したい」と意気込む。4日まで。

 岡山県倉敷市生まれ。日本画に造詣(ぞうけい)の深かった祖母の影響で、幼少期から絵画制作を始めた。中学時代に「読売国際漫画大賞」のジュニア部門で優秀賞を受賞。その後、京都造形芸術大学でデザインなどを学ぶが、周囲は全国から集まった猛者ばかりだった。

 「とにかく目立ち、みんなを驚かせるにはどうすればいいか試行錯誤した結果、普通の極細タイプのボールペン(直径0・3ミリ)ですごく緻密な作品を描いてやろうと思ったんです」

 その画風が反響を呼び、京都や東京などで個展を開催。「それが東方神起さんのスタッフの方の目にとまり、僕が作品を提供することになった」と振り返る。

 東方神起の2人の横顔をカラフルでポップなサイボーグ風に描いた作品はファンの間でも話題に。ひとつの作品は「1日15時間、ぶっ通しで約1カ月間、描き続けて完成させる」という。緻密さが生み出すリアルさとSF感覚が絶妙に融合した不思議な雰囲気にひかれる。

 自身初となる大阪での企画展に際して笹田さんは「コロナ禍を経験し、自分の作品の発表の場が確保できることに大きな喜びを感じています。自身の作品が多くの人の目に触れてほしいです」と話している。

 東方神起の企画展は、4月8日まで大阪市の「心斎橋オーパ きれい館」で開かれ、笹田さんの作品も展示されている。

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