克行議員初の被告人質問

(4)「『夫バカ』かもしれないが…」 案里前議員を高く評価

東京地裁に入る河井克行被告=23日午前9時21分、東京都千代田区(代表撮影)
東京地裁に入る河井克行被告=23日午前9時21分、東京都千代田区(代表撮影)

 《令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判は、午前中の審理が終了し、休廷。午後1時15分から再開された。入廷した克行被告は、隣の弁護人と談笑するなどリラックスした様子。裁判長や検察に会釈をし、証言台に立った。弁護人は、妻の案里前議員の公認をめぐる関係から質問していく》

 弁護人「被告人は長い間、案里さんと政治家として一緒にいるが、(案里前議員の)政治家としての資質はどう思っているか」

 克行被告「高く評価している。私は30年近く政治家の仕事をしてきたが、案里ならば国政を十分担うことができる人材であり、彼女なら多くの期待に応えられると思った」

 弁護人「どういった点を評価しているか」

 克行被告「あんまり言うと『夫バカ』になるかもしれないが、他の政治家と比較して感じるのは、まず1つは、時代を先取りした問題意識、政策能力が卓越していた。2つめは、妻の性格。多くの方々と良好で円滑な人間関係(を築き)、私はどちらかというと厳しい人間だが、私と違って人を思いやることができる。胆力もある。自分が正しいと信じることを相手が誰でもひるまず、正々堂々と主張する」

 《妻の政治家としての資質を高く評価する克行被告。選挙区の広島で発生した豪雨被害の被災者に対して「共感する力を持っている」とも語った》

 弁護人「支援者と密接に交流することは」

 《弁護人の質問は、案里前議員の地元の支援者との関わり方などに移った》

 克行被告「(広島市)安佐南区では、私より妻の方が人気が高い。(克行被告の後援会の)三矢会の中心は案里だった。案里が人間関係の構築(を担った)」

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