京都・福知山城をイラストに 地元漫画家、こうの史代さん - 産経ニュース

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京都・福知山城をイラストに 地元漫画家、こうの史代さん

こうの史代さんが描きおろしたイラスト「麒麟のいる街」。透明感あふれる色彩が特徴(福知山市提供)
こうの史代さんが描きおろしたイラスト「麒麟のいる街」。透明感あふれる色彩が特徴(福知山市提供)

 京都府福知山市在住の漫画家、こうの史代(ふみよ)さんが福知山城を描きおろしたイラスト「麒麟(きりん)のいる街」を市に寄せた。現在の福知山城と城下町の精緻な描写、メルヘンチックに描かれた明智光秀らが混ざり合った独特な作品となっている。福知山城天守閣で複製画が展示されるほか、市ファンクラブ会員証などで使われる。

 こうのさんは広島市出身。平成7年に「街角花だより」でデビュー。21年に「この世界の片隅に」で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、28年に東京から福知山市へ移住した。今回のイラストは、福知山城公式サイトを開設するのにあたり、市がこうのさんに依頼していた。

 イラストはA3サイズ。市役所前から福知山城をのぞむ構図で、天守閣や車が行き交う道路、標識や道路沿いの店舗などを精緻に描写。そこに麒麟に乗って飛来する光秀と妻・煕子(ひろこ)、明智家家紋のキキョウの花びらや鳥たちを登場させ、リアルとファンタジーが交ざり合う独特な世界が描かれている。

 こうのさんは「福知山のスターは、明智光秀と酒呑童子。いずれも悪役です。体面よりも、こうと決めたらやり抜く我慢強さ、また、物事にはいつも別の視点があり、周りではなく自分のものさしで判断することの尊さを、福知山の人は教えてくれます」とコメントを寄せている。

 イラストは、市の無料会員組織「いがいと!福知山ファンクラブ」の市外入会者に発行する会員証デザインに採用。23日から市立図書館中央館(同市駅前町)で複製画を展示(4月25日まで)し、入館者にポストカード(枚数限定)も配布している。問い合わせは市秘書広報課(0773・24・7090)。