河井克行被告、一転して買収認め議員辞職表明 初の被告人質問

河井克行被告、一転して買収認め議員辞職表明 初の被告人質問
河井克行被告、一転して買収認め議員辞職表明 初の被告人質問
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令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判が23日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、被告人質問が始まった。克行被告は「妻の案里(前参院議員)の当選を得たいという気持ちが全くなかったとはいえない。全般的に選挙買収罪について争うことはしない」と買収の大半を認めた。克行被告は初公判以降、無罪を訴えていたが、主張を一転させた。さらに議員辞職の意向も表明した。

一方で、「すべてが買収目的であったことはございません」とも述べ、事務所スタッフらへの現金提供について、買収の趣旨はないとした。案里前議員との共謀も否定した。

起訴状によると、克行被告は平成31年3月~令和元年8月、参院選で案里前議員を当選させるため、票の取りまとめを依頼した報酬などとして、地元議員ら100人に計約2900万円を渡したとしている。

克行被告は昨年8月の初公判で「選挙運動を依頼する目的で(現金を)供与したのではない」と無罪を主張。案里前議員との共謀や、選挙を取り仕切った「総括主宰者」だったことも否定した。一方、公判では地元議員やスタッフら計100人への証人尋問や供述調書の朗読が終了し、94人が買収の趣旨を認めた。

今年1月、案里前議員の東京地裁判決で、高橋裁判長がうち4人分を克行被告と共謀したことや、克行被告が現金供与の全体を計画したことを認定した。

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