藤井棋聖、今年度最終局に勝利 3度目の最多勝

今年度の最終局に勝利し、2年連続3度目の最多勝、史上初の2度目の勝率8割4分超を達成した藤井聡太棋聖=23日、東京・千駄ケ谷の将棋会館(日本将棋連盟提供)
今年度の最終局に勝利し、2年連続3度目の最多勝、史上初の2度目の勝率8割4分超を達成した藤井聡太棋聖=23日、東京・千駄ケ谷の将棋会館(日本将棋連盟提供)

将棋の現役最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=は23日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指された第34期竜王戦ランキング戦2組の準決勝で、松尾歩(あゆむ)八段(40)に勝ち、今年度の成績を44勝8敗(勝率8割4分6厘)とし、2年連続3度目の最多勝が決まった。勝率は史上初の2度目の8割4分超を達成した。

藤井棋聖は本局が今年度最終局。最多勝は永瀬拓矢王座(28)も1局を残して同じ43勝だったが、この日の勝利で永瀬王座の最終局の勝敗に関係なく、1位が決まった。勝率は史上初の4年連続8割超で、既に勝率1位を確定させていたが、2度目の勝率8割4分超えは史上初となる。

連勝も17連勝と伸ばしたが、連勝が年度をまたぐと次年度に継続される。このため、今年度は14連勝を記録した澤田真吾七段(29)が1位となる。

竜王戦では、2組決勝進出を果たして2組の上位2人に入り、来期は最上位クラスの1組への昇級が決定。初参加から5期連続で決勝トーナメント入りも果たした。予選に当たるランキング戦は、これで23戦無敗となった。

終局後、藤井棋聖は「(タイトルを獲得した)昨年6月、7月で印象に残る対局が多かった。(4年連続勝率8割は)タイトル戦にも出て、トップレベルの方との対局が多い中で結果が出せたことは自信になると思っている」と、今年度を振り返った。

新年度に向けては「防衛戦もあり、6月頃から対局が増えると思う。良い内容の将棋が指せるよう実力を高めていきたい」と、

意気込みを語った。