克行議員初の被告人質問

(1)「結婚20年」「案里の当選得たい気持ち、なかったとはいえない」

 《克行被告はまず、公選法違反罪で有罪が確定した妻の案里前参院議員(47)との共謀について「事実と異なる」と明確に否定した》

 弁護人「後援会関係者らや、地元議員に対する現金供与も公訴事実に含まれている」

 克行被告「はい、後援会の役員の皆様や地方議会、首長に対してお金を渡しました。一人一人に固有の理由、趣旨、事情がございます。私自身、あからさまに投票依頼を行ったことはない」

 「そのうえで、令和元年の参院選で広島選挙区は大きく、自民党は2議席を獲得するという党の大方針を実現するために、(自民党公認の競合候補だった)溝手顕正氏に加えて新人である妻、河井案里の当選を得たいという気持ちが全くなかったとはいえない、否定することはできないと考えている」

 「一人一人におけるさまざまな事情、理由は各論で詳しく述べるが、すべてが買収目的であったことはございません。全般的に買収罪ということについては、争うことをいたしません」

 《克行被告はこれまでの主張を一変させ、地元議員への買収を認めた》

 弁護人「事前買収についても、公訴事実に含まれているが」

 克行被告「今、申し上げたような観点から争うことはしない」

 弁護人「(参院選における)総括主宰者とされていることについては」

 克行被告「活動実態がどうであったか、知りうる限りの事実をご説明させていただきます。一方で、本来ならば県連が果たすべきだった役割、これを補完、代行せざるをえなかったことも事実。総括主宰者にあたるのであれば致し方ない。裁判所におかれましては、適切に判断していただきたい」

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