「初ツイート」3億円で落札 新デジタル資産、競売高騰

米ツイッターのドーシーCEO=2015年11月、ニューヨーク(ロイター)
米ツイッターのドーシーCEO=2015年11月、ニューヨーク(ロイター)

 米短文投稿サイト、ツイッターのドーシー最高経営責任者(CEO)が競売にかけていた自身初のツイートが、約291万ドル(約3億2千万円)で落札された。競売サイトが22日発表した。「非代替性トークン(NFT)」と呼ばれる新たなデジタル資産の取引として注目され、入札価格が高騰した。

 NFTは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを使って管理される。ツイートのようなインターネット上のデータであっても複製や改ざんが不可能で、第三者による検証なしに真正性を証明できるのが特徴だ。

 ドーシー氏は新型コロナウイルスにあえぐアフリカの人々を支援するため、収益を代表的な暗号資産ビットコインで慈善団体に寄付した。

 ドーシー氏が初めて投稿したのは2006年3月21日で、「たった今、自分のツイッターを開設した」という内容だった。(共同)

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