サッカー通信

ゴール量産の横浜M・前田大然 主力退団チームの救世主に

浦和の槙野と競り合う横浜Mの前田=日産スタジアム(蔵賢斗撮影)
浦和の槙野と競り合う横浜Mの前田=日産スタジアム(蔵賢斗撮影)

サッカーJ1・横浜MのFW前田大然(23)が、2季ぶりの優勝を目指すチームを引っ張っている。5試合を消化した17日までのリーグ戦で奪ったのは6ゴール。東京五輪代表候補でもあるストライカーはチームの基本戦術であるハイプレスでも不可欠なピースとなっており、「チームに貢献できているのはうれしい。シーズンは始まったばかりなのでこれを続けていきたい」と奮闘を誓っている。

横浜Mの救世主といっていい。昨季にチームトップタイの13得点ずつを挙げたエリキとジュニオールサントスの両FWが去り、得点力不足が不安視されていた。大きく開いた穴を1人で埋めるような働きに、ポステコグルー監督も「ハードワークしてチームの助けになっている」と信頼を寄せる。

ポルトガルリーグから横浜Mへ加入した昨季は、J1出場23試合で3得点と不完全燃焼に終わった。シーズン途中の昨年8月からの試合出場だったことで、ポステコグルー監督は「去年はチームのやり方が分からずに難しかった。今年は理解が深まって結果もついてきた」と指摘する。

14日の浦和戦は文句なしのMVPだった。前半3分に仲川が右サイドから高速クロスを送ると、ゴール前へ入り込んで左足で合わせて先制。前半26分には左サイドのマルコスジュニオールがゴール前へ送ったクロスを仲川が胸で落とすと、右足の豪快なボレーでネットを揺らした。

17日の徳島戦でもゴールを決めて4戦連発計6得点の量産状態で、チームも4戦無敗(3勝1分け)と調子を上げてきた。「去年はサイドにずっと張っていたが、今年はどんどん中に入っていこうと思っていて、それがうまくはまっている」と手応えを口にし、ポステコグルー監督も「FWとしていいエリアに入り込んでいる」と鋭いゴール感覚を評価する。