男性社員自殺は「パワハラが原因」、両親が勤務先を提訴

 瓶やペットボトルのふたのメーカー「日本クロージャー」(東京)に勤めていた男性社員=当時(25)=が平成27年に自殺したのは、職場での上司からの暴力や退職強要のパワーハラスメントが原因だったとして、都内に住む男性の両親が22日、同社に約9600万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 原告側代理人によると、男性は26年4月に入社し愛知県小牧市の工場に勤務。27年4月、業務が急に増えたことなどを理由に精神障害を発症し、約1カ月間休職した。

 復職後、極端に少ない仕事しか与えられなくなった上、同年12月には朝礼中に上司から「態度が悪い」と蹴られ、翌日も複数の上司に懲戒解雇か諭旨退職を選ぶよう迫られた。

 男性はやむなく退職届を出し、直後に小牧市にある職員寮の近くで自殺した。男性側は同社が「安全配慮義務に違反した」と主張している。