フィギュア紀平「ベストを尽くしたい」 世界選手権24日開幕

公式練習で調整する紀平梨花=ストックホルム(共同)
公式練習で調整する紀平梨花=ストックホルム(共同)

 フィギュアスケートの世界選手権は24日、来年2月の北京冬季五輪の国・地域別出場枠を懸けてスウェーデンのストックホルムで開幕する。22日には、女子で全日本選手権2連覇の紀平梨花(トヨタ自動車)や坂本花織(シスメックス)、宮原知子(関大)が本番リンクで氷の感触を確かめた。男子も同日、公式練習。男女ともに上位2人の合計順位が13以内で獲得できる五輪最大3枠を目指す。

 女子は2018年平昌五輪の2枠から1増を目指す。平昌五輪後に台頭した紀平は昨年末の全日本で4回転サルコーに初めて成功。得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に新たな武器が加わった。公式練習で3回転半が好調だった紀平は練習後にオンラインで取材に応じ、「疲れた中でも1本1本のジャンプはそんなに悪くなかった」とリラックスした表情。今季2戦目が世界選手権という大舞台になることには冷静で、「気合を入れすぎず、気楽に楽しみながら、いつも通りベストを尽くしたい」と意気込んだ。

 立ちはだかるのはロシア勢だ。昨季のGPファイナル2位のアンナ・シェルバコワと同3位のアレクサンドラ・トルソワはロシア選手権のフリーで複数の4回転ジャンプを着氷させた。

 日本の五輪代表3枠獲得には、全日本2位の坂本、平昌五輪4位の実績を持つ宮原の上位進出も欠かせない。坂本は「今季は思い切り自分らしい演技ができたら」、宮原は「この機会をしっかり自分のものにできるように楽しんで滑りたい」と力を込めた。