コロナ禍で国境超えたリモ演 ファンに寄り添う ITも普及を後押し(1/2ページ) - 産経ニュース

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コロナ禍で国境超えたリモ演 ファンに寄り添う ITも普及を後押し

コロナ禍で国境超えたリモ演 ファンに寄り添う ITも普及を後押し
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 新型コロナウイルスの影響で音楽コンサートの機会が限られる中、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで流行している「リモート(遠隔)演奏」。日本とドイツに拠点を置くバイオリンとピアノの若手女性演奏者3人が始めた動画投稿「リモ演チャンネル」が、4月で丸1年を迎える。欧州で開催された国際コンクールで優勝したこともある新進気鋭の3人。国境を越えて別々の場所で録画した演奏を一つの画面に編集することで、あたかも同じ場所でアンサンブル(合奏)をしているように見せる。(鈴木正行)

日独またぎアンサンブル

 リモ演チャンネルは昨年4月、バイオリン奏者の渡辺響子さん(宇都宮市在住)と長坂沙織さん(ドイツ在住)、ピアノ奏者の吉岡由衣さん(東京都在住)により、ユーチューブに開設された。週に1度、Jポップからクラシックまでジャンルを問わず投稿している。

 3人はそれぞれ、ドイツやオーストリアの音楽大学大学院を卒業し、イタリアやオーストリアなどで開かれた国際コンクールで優勝した経歴を持つ。長坂さんはドイツで演奏会社を創設して活動しているほか、渡辺さんや吉岡さんは国内外でコンサートやイベントを行ってきた。

 しかし、新型コロナ禍で演奏の機会が激減。もともと3人は知り合いだったことから、長坂さんが呼びかけ人となり、日独をまたいだ動画投稿に挑戦することになった。

演奏技術で乗り越える

 リモート演奏は、それぞれ演奏動画を撮影し、動画・音声を編集する。スマートフォンで簡単に撮影できることもあり、コロナ禍で一気に流行した。ただ、リアルなコンサートと同じような合奏ができず、苦労の連続だった。