「Fukushima50」 社会派作品として高い評価

「Fukushima50」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した渡辺謙さん((c)日本アカデミー賞協会)
「Fukushima50」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した渡辺謙さん((c)日本アカデミー賞協会)

 「Fukushima 50」は、東日本大震災で制御不能となった福島第1原子力発電所の収束作業にあたった作業員らの闘いを描いた。同原発1・2号機担当の当直長を佐藤浩市さん、吉田昌郎所長を渡辺謙さんが演じ、社会派作品として高い評価を受けた。

 タイトルは、事故後も現場にとどまった約50人を、海外メディアがたたえた呼称から付いた。作業員らと奮闘する当直長と、現場の状況を東京に報告して奔走する吉田所長を中心に物語が展開する。

 昨年3月に公開となったが、翌月に新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出され、映画館での上映を中断。公開から約1カ月という異例の早さでインターネットの有料サービスで配信されたことも話題となった。

 震災から10年を迎えた今年には映画館で再上映され、テレビでも放送。東京映画記者会が主催する「第63回ブルーリボン賞」の作品賞(邦画)に選ばれたほか、日本アカデミー賞でも監督賞、主演男優賞など最多の12部門で優秀賞を獲得した。

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