幻の五輪パラ合同式典案も 辞任の佐々木氏が謝罪文で明かす

クリエーティブディレクターの佐々木宏氏
クリエーティブディレクターの佐々木宏氏

 東京五輪・パラリンピック開閉会式の企画、演出の統括役辞任を表明した佐々木宏氏は、謝罪文の中で、五輪・パラの4式典を2つに統合する簡素化案を国際オリンピック委員会(IOC)に提案したが却下されたことなど、これまでの検討の舞台裏も明らかにしている。

 昨年3月に大会の1年延期が決定後、大会組織委員会ではコスト削減が最重要課題となった。開閉会式についても「演出予算が10億円で4式典をやる」「(4式典で)元々の予算の5分の1」といった厳しい条件が課せられたという。

 そこで佐々木氏は、従来の式典案をベースに、入場行進の人数の大幅な制限や、リモートの活用などをIOCに提案したが、「あまりに簡素すぎて」(佐々木氏)理解を得られなかったとしている。五輪・パラの合同式典案も同様だった。延期決定前の、五輪の式典の「実質責任者」が、振付家のMIKIKO氏だったことも明らかにした。