伊方3号機の運転容認決定 広島高裁、四国電の異議認める

四国電力伊方原発=10日、愛媛県伊方町
四国電力伊方原発=10日、愛媛県伊方町

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを命じた昨年1月の広島高裁の仮処分決定を不服とした四国電の申し立てによる異議審で、広島高裁(横溝邦彦裁判長)は18日、異議を認め運転を容認する決定を出した。

 3号機は令和元年12月から定期検査のため停止中。四国電は、東京電力福島第1原発事故後に策定の新規制基準で義務付けられた「特定重大事故等対処施設」(特重施設)工事を進めている。工事や定期検査が終了予定の今年10月末以降、営業運転再開を目指す。

 仮処分は伊方原発の50キロ圏内にある山口県東部の3つの島で暮らす住民3人が申し立てた。昨年1月の広島高裁決定は、安全性に問題がないとする原子力規制委員会の判断には誤りがあるとして、運転差し止めを命じていた。