長野放送・アナウンサーコラム

松山航大「サウナのススメ」

松山航大アナウンサー
松山航大アナウンサー

 疲れた体を癒やしたいとき、私はサウナに行く。好きになってからは、週2日のペースで通うマイブームだ。

 体にまとわりつくような熱気の中で、じっと我慢。そのうち、じんわりと汗をかいてくる。それが玉のようになってくるのが合図。シャワーで汗を流し、ゆっくりと水風呂に体を沈める。冷水に体をなじませると、皮膚と水の間に薄い熱の膜ができる。この感覚がたまらない。最後に外気浴でゆっくりと体を冷ます。「ととのう」至福の時間だ。

 サウナの歴史は古い。発祥の地、フィンランドでは6千年前から存在していたといわれている。小屋などが建てられるようになったのが、今から2千年前。それから北欧やロシアなどに広がり、1960年代に日本にも紹介されたようだ。

 温泉地の数が日本で2番目に多い長野県。温泉のイメージが強いが、実は近年、サウナも一緒に楽しめる場所が増えているのだ。両方を楽しめるのが信州人の特権。幸せをかみしめながら存分に楽しみたい。

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