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日本初上陸、米マリオット最高級ホテル「W」が大阪に開業

【動画】日本初上陸、米マリオット最高級ホテル「W」が大阪に開業
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 米ホテル大手マリオット・インターナショナルの最高級ホテル「W Osaka(ダブリューオオサカ)」(大阪市中央区)が16日、大阪・心斎橋に開業した。Wの国内進出は初めて。新型コロナウイルス感染拡大下での開業となったが、当面は国内客に照準を絞り、ファッションやアートのイベントなどホテルでの滞在を通した体験サービスを強化する。(田村慶子)

 御堂筋沿いに立地し、地上27階、地下1階建て。鉱石をイメージした控えめな黒の外観に対し、ロビーなどには折り紙や祭りの提灯をイメージした照明、DJブース、漫才で使うスタンドマイクの舞台もあり、華やかな内装だ。

 客室は全337室あり、最上階に1室のみ設けられた200平方メートルの最高級客室は2人利用で1泊100万円から(税、サービス料別)。最も安い40平方メートルの標準タイプは1泊4万5千円から(同)。レストランやプール、スパ施設などもあり、建築家の安藤忠雄氏がデザイン監修を務めた。

 Wは1998年に開業した米ニューヨークの1号店を皮切りに、全世界で約60店舗を展開。現代的なデザインやテーマで個性を出す「ライフスタイルホテル」といわれる新たなタイプの施設だ。

 イベントを通じ、客同士の交流が図れる共用スペースなどが特徴で、国内ではアンダーズ東京(東京都港区)や東京エディション虎ノ門(同)などが同じカテゴリーに分類されるが、大阪で高価格帯のライフスタイルホテルはほとんどなかった。

 開発した積水ハウスの仲井嘉浩社長は「わが社が進める都市開発事業の一環であり、一等地に高級ホテルの誘致を目指すうえでマリオットとの協業を重視している」と強調。Wを選んだのは「エネルギッシュで新しいものを好む大阪商人の精神と、ホテルのコンセプトがマッチした」とする。

 コロナ禍の逆風が吹く中だが、海外旅行ができない分、国内での楽しみを求めるニーズもあり、予約の滑り出しは好調のようだ。仲井社長は「控えめにみていた数字を上回っている」とし、同ホテルの近藤豪総支配人も「海外のWを知るファンからの問い合わせも多く、最高級客室には既に予約が入った」と明かす。

 りそな総合研究所の荒木秀之・主席研究員は「現状が厳しい状況には違いなく、年数はかかるがインバウンドは戻れば早い。戻る状況になればコロナ前より拡大するだろう」と分析。「新たなサービスで国内客の関心をうまく引き出せれば、逆にコロナ時代だからこそ別の楽しみを提案できるのではないか」と指摘している。

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