無痛分娩死で男性医師再び不起訴、大阪地検 

 大阪府和泉市の産婦人科医院で平成29年に無痛分娩で出産した長村千恵さん=当時(31)=が死亡した事故で、大阪地検は16日、業務上過失致死の疑いで書類送検された男性医師(63)を嫌疑不十分で再び不起訴とした。検察審査会の不起訴不当議決を受けて行われた捜査は終結した。

 地検は「起訴するに足りる証拠を収集することができなかった」としている。

 府警は29年10月、男性医師を書類送検。捜査関係者などによると、29年1月、次女を出産予定の長村さんの脊髄近くに局所麻酔をした際、管を奥まで刺して麻酔が効き過ぎたが、適切な処置をせず、低酸素脳症で死亡させた疑いがあるとしていた。次女は帝王切開で無事に生まれた。

 地検は嫌疑不十分で不起訴としたが、大阪第4検察審査会は令和元年10月、不起訴不当と議決していた。