傘刺さり男性失明、男に懲役2年6月の有罪判決 東京地裁

東京地裁が入る建物(今野顕撮影)
東京地裁が入る建物(今野顕撮影)

 東京都品川区のJR目黒駅前の路上で令和元年、男性の目を傘で突いて失明させたとして、傷害罪に問われた荒川拓雄被告(49)に東京地裁は16日、「通行中にぶつかった腹いせに暴行し、相当に危険だが、傘が目に刺さったのは偶然の要素が大きい」とし、懲役2年6月(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。

 検察側は「至近距離で傘を顔面に向けて力強く突き出した」と主張したが、平出喜一裁判長は判決理由で、「攻撃のために傘を積極的に用いようとしていたとは認定できない」と指摘した。

 判決によると、元年7月4日夜、被告は通行中に男性=当時(53)=と接触して転倒。腹を立てて傘を右手に持ったまま、駆け足で男性の背後にぶつかる暴行を加えた。その際に、傘が男性の目に突き刺さり、眼球破裂などのけがを負わせた。