総務省接待問題、首相の説明「納得できない」7割 政権与党に影、解散戦略にも影響

参院予算委員会答弁に臨む武田良太総務相(中央奥)。右手前は菅義偉首相=15日午前、参院第1委員会室(春名中撮影)
参院予算委員会答弁に臨む武田良太総務相(中央奥)。右手前は菅義偉首相=15日午前、参院第1委員会室(春名中撮影)

 次期衆院選が秋までに迫る中、東北新社に勤務する菅義偉首相の長男の正剛氏らが総務省幹部への接待を繰り返していた問題が、首相の解散戦略に影響を及ぼす可能性もある。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長「いくら『自分はあずかり知らない』と言ってもそうはいかない」

 菅首相「長男とは家計も別だ。会社のことについて話をすることもない」

 首相は15日の参院予算委員会で、長男の問題の責任を負わせようとする福山氏に反論し、長男とは「別人格」だとする従来の答弁に沿う主張を展開した。

 とはいえ、産経新聞社とFNNの合同世論調査では首相の説明について「納得できない」との回答が70・3%に達した。「納得できる」との回答はわずか17・4%にとどまり、国民に理解が広がるどころか、疑念が根強いことが浮き彫りになった。

 自民党中堅は「内閣支持率は下がっていない」と強調し、長男の問題が解散戦略に与える影響は限定的だとの見方を示す。ただ、国民の疑念がこのまま晴れなければ、政局の主導権を失う可能性も否定できない。(内藤慎二)