お座敷歌で醸造した純米大吟醸酒 千代の亀酒造が発売へ

 開発には、日本酒や料理に詳しい飲食店などのソムリエ3人が助言した。「京風一品料理 きよみず」(松山市)の森脇巧さんは「つくり手の思い、この企画の思いが伝えやすいお酒。ワイングラスでお出ししたい」と印象を述べた。

 「原始焼き・おでん 山本兵太郎商店」(同)の山本道明さんは「愛媛で造られ販売されるのにふさわしい。自信を持って多くの方に日本酒のすばらしさを伝えられる。和菓子に合わせるなど、いろんな形で楽しんでもらえる」とし、「メーンディッシュの後のデザートと一緒に」といった新しい飲み方の提案をしていきたいという。

 ANAクラウンプラザホテル松山(同)の荒木誠さんは「パーティーなどの華やかな席に合う。外国の方にも勧めたい。これが完成ではなく、始まりであってほしい」と期待の言葉を贈った。

 生産量は1500リットルで4合瓶(720ミリリットル)換算で2千本分。販売価格は4合瓶3300円、1合瓶(180ミリリットル)946円。同社はホームページに予約サイトを開設している。22日から愛媛県内の酒店などで販売する。

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