高浜原発労災で書類送検 福井・美浜の関電下請け会社 一酸化炭素中毒で

 令和元年9月、関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)敷地内のトンネルで作業員9人が一酸化炭素(CO)中毒となった事故で、敦賀労働基準監督署は15日、十分な換気をしていなかったとして労働安全衛生法違反の疑いで、法人としての土木工事業「若狭プラントサービス」(同県美浜町)と、当時の同社作業責任者の男性(66)を書類送検した。

 同社は、関電の下請け会社。関電などによると、事故は元年9月19日、高浜原発のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の建設作業用トンネルで溶接作業中に発生。溶接機から出たCOが滞留し、作業をしていた若狭プラントサービスの社員2人を含む下請け会社の作業員計9人が、CO中毒で重軽症となった。

 書類送検容疑は、十分な換気など必要な措置を講じず、エンジンを動かして社員2人に溶接作業をさせた疑い。