乗鞍岳雪崩、1人心肺停止 けが人は命に別条なし

雪崩が発生し、スキー客らが巻き込まれた北アルプス乗鞍岳の現場=14日午後1時19分、長野県松本市(共同通信社機から)
雪崩が発生し、スキー客らが巻き込まれた北アルプス乗鞍岳の現場=14日午後1時19分、長野県松本市(共同通信社機から)

 14日午前10時ごろ、北アルプス乗鞍岳で雪崩が発生し、複数の人が巻き込まれたと長野県松本市の地元消防に通報があった。長野県警によると、巻き込まれた人は全員助け出され、男性1人が心肺停止となった。他にもけがをした人が少なくとも2人いるが、命に別条はないという。

 現場は、同市の位ケ原(約2400メートル)の付近。斜面が幅約200メートル、長さ約300メートルに渡って崩れた。古い積雪の上に積もった新雪の層が滑り落ちる現象「表層雪崩」が起こったとみられる。乗鞍岳は、北アルプスの南端、長野と岐阜県境に位置する。

 長野地方気象台によると、松本市乗鞍上高地で12日夜~13日昼にまとまった雪が降ったため、雪崩注意報を出していた。

 また、14日午前8時50分ごろ、中央アルプスの千畳敷カールでも「雪崩が発生し、複数人が巻き込まれた」と登山客から地元消防に通報があった。県警駒ケ根署によると、愛知県日進市の男性(40)が病院に搬送されたが、命に別条はないという。