自民党宮城県第五選挙区支部は14日、同県石巻市内で会合を開き、同支部長に元タレント、森下千里氏(39)を選任し、次期衆院選に擁立することを決定した。今月27日に開かれる同県連総務会での承認を経て、党本部に正式に申請する。森下氏は記者会見を開き「期待に応えられるよう精いっぱい頑張りたい」と述べた。
会見で被災地の課題を問われた森下氏は「(復興が進み)きれいな町ができてきているが、(被災者の)心のケアが問題だ。(心の問題は)一人一人治る進度も違うので、一人一人に対応したぬくもりを届けることが重要だ」と語った。また、次期衆院選に向けては「(宮城5区で立候補予定の立憲民主党の)安住淳氏は大変選挙に強いと聞く。胸を借りるつもりで頑張りたい」と話した。
森下氏は昭和56年生まれで名古屋市出身。タレントとしてバラエティー番組などに出演していたが、令和元年に芸能活動から引退。ゴルフ用品会社の設立や企業の広報動画の制作などを行っている。