大阪府池田市サウナ問題「秘密保持」会談 市長の指示で訪問

秘密保持契約について証人喚問を行った池田市議会の百条委員会=大阪府池田市
秘密保持契約について証人喚問を行った池田市議会の百条委員会=大阪府池田市

 大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が、庁舎内に私物のサウナなどを持ち込んでいた問題で、市議会の調査特別委員会(百条委員会)は12日、元平修治副市長らの証人喚問を行った。問題発覚後の昨年10月に、元平副市長と秘書課職員、市長の支援者男性との間で、会話内容を口外しないことを約束した「秘密保持契約」を交わして会談したことについて、元平副市長は「市長からの指示で男性のもとを訪ねた」と証言した。

 この日の証人喚問で、元平副市長は、サウナ問題が報道された数日後に、市長に指示された通りに職員を呼び出し、男性と話し合ったことを説明。その際、支援者が用意した口外を禁止する書面に署名したといい、男性が職員に対して「情報提供したと認めれば将来を保証する」などと話していたことも証言した。

 男性への証人喚問は非公開で行われたが、終了後に取材に応じ、「冨田市長から副市長と職員の話し合いに同席してもらえないかと依頼された」と明かした。「秘密保持契約」を交わすことは自ら考えついたといい、「この場だけの話にすることにすれば、職員にも安心して話してもらえると思った」と話した。

 契約については、4日に開かれた百条委でも質問に上り、冨田市長は「事後に知った。内容については知らない」と説明していた。

 百条委は関係者すべての証言を集めた終えたと判断。25日の会合で調査報告案の作成を協議することを決めた。