豪で水素製造プラント稼働 日本企業も参加

 オーストラリア南東部ラトローブバレーで12日、低品位の石炭「褐炭」から水素を製造するプロジェクトのプラントの本格稼働を記念する式典が行われた。プロジェクトには同国のエネルギー企業AGLエナジーのほか、川崎重工業や電源開発(Jパワー)、岩谷産業などが参加し、液化した水素を日本に輸送する実証実験を実施する。

 褐炭そのものは乾燥させると発火しやすく輸送が困難で、オーストラリアでは多くが使われないままだ。褐炭を蒸し焼きにして水素を取り出し、液化して輸送できれば、燃料電池自動車や発電などでの使用を想定する日本と、眠っている資源を有効活用したいオーストラリア双方の利益になると期待されている。プロジェクトが商用規模となれば、年間22万5千トンのクリーンな水素を製造できるという。(共同)