東日本大震災 私の10年史

福島離れ見つけた居場所 大阪に避難の中学生

震災でつらい思いをし、人生は変わってしまった。だが、大阪で担任や友達とのかけがえのない出会いがあり、それが支えとなったことは確かだ。「故郷を離れても、元気に暮らしていることを多くの人に知ってもらいたい」と、中2の夏休みの宿題でこれまでのことを作文に書いた。思わぬ受賞に驚きながらも、家族らと喜び合った。「10年かけて、ありのままでいいんだと発信できるようになった。やっとここまでたどりついた」

4月からは高校生。「避難して苦しんでいる人、困っている人はまだいっぱいいる。母はボランティアにかかわっており、僕もそういう形で支えることができたら」と話す。(地主明世)

=おわり