東日本大震災政府追悼式 大島理森衆院議長追悼の辞「復興・再生、防災・減災対策に全力尽くす」(1/2ページ) - 産経ニュース

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東日本大震災政府追悼式 大島理森衆院議長追悼の辞「復興・再生、防災・減災対策に全力尽くす」

大島理森衆院議長
大島理森衆院議長

天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、東日本大震災十周年追悼式が行われるに当たり、謹んで追悼の言葉を申し述べます。

数多くの方々が、尊い命を失い、行方不明となった、あの日から10年の節目を迎えました。突然の激しい地震と巨大な津波により、あるいは、震災後の厳しい環境の中で、犠牲となられた方々のご無念は、いかばかりかと存じます。亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、かけがえのない肉親を失われたご家族の皆さまにお悔やみを申し上げます。そして、愛する故郷を離れ、または、その様相が一変した中、必死の思いで生活の再建や復旧・復興に尽力してこられた被災者の方々、温かい支援を寄せられた国内外の方々をはじめ関係者の皆さま全てに対し、改めて敬意と謝意を表します。震災当時の未曽有の苦しみと、「絆」や「連帯」の心から生まれた多くの方々の献身的な行動を振り返るとともに、筆舌に尽くしがたい努力が結実して一定の復興を果たした今日の被災地の姿を思うとき、深い感慨を覚えます。

一方で、避難生活の長期化、人間関係や居住環境の変化、コミュニティーの再構築の難しさなどにより、さまざまな悩みや戸惑いを抱えながら生活している方々がいらっしゃいます。原子力災害被災地域の本格的な復興・再生のためには、今後とも、各地域の実情に応じた取組を着実に続けていかなければなりません。原発の廃炉作業、指定廃棄物の処分などには、中長期的に責任を持って取り組む必要があります。さらに、新型コロナウイルス感染症によって復興事業や地域経済への影響も生じている現状にあります。私たちは、これまでの取組を不断に検証しつつ、被災された全ての方々それぞれにとっての真の復興を成し遂げるため、心を合わせて努力を続けていかなければなりません。