静岡県でも教訓生かす 津波・原発災害備え大幅拡充 「南海トラフ」死者想定の8割減目標    

 震災前には原発から2キロの御前崎市役所近くにあった、原子力災害時の対応拠点「オフサイトセンター」は5年前、約20キロ離れた静岡空港(牧之原市)の隣地に移転された。

 防災ではハード面だけでなく、訓練や住民意識の向上といったソフト面の対策も重要だ。自治体が毎年行う防災訓練には静岡県民の約3割が参加。これは既に全国平均(3・3%)の10倍近い高水準となっているが、川勝平太知事は「早期避難意識というソフトの力をさらに高めることが重要となる」と強調する。100年に一度の津波(レベル1)を防ぐのに必要とされる、残り約87キロの防潮堤整備も進め、想定死者8割減の目標に近づけていく考えだ。

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