東京大空襲から76年、犠牲者を追悼 コロナ禍、今年も規模縮小

東京大空襲から76年を迎え、手を合わせる参列者=10日午前、東京都墨田区の東京都慰霊堂(代表撮影)
東京大空襲から76年を迎え、手を合わせる参列者=10日午前、東京都墨田区の東京都慰霊堂(代表撮影)

 太平洋戦争中の東京大空襲から76年となった10日、東京都慰霊協会主催の法要が都慰霊堂(墨田区)で開かれた。新型コロナウイルス対策で昨年に続いて参列者の人数を限定し、数十人が犠牲者を追悼した。

 慰霊堂のある都立横網町公園には法要開始前から多くの人が訪れた。祖父母が犠牲となったという墨田区の自営業、井野直利さん(60)は「骨も見つかっていないので、墓参りのような気持ちできている。小さい子を残して無念だっただろう」と話した。

 当時、山形県に学童疎開中で無事だった千葉県市川市の女性(85)は兄2人が犠牲に。「何が何でも毎年来ている」と話す一方、空襲から76年となり「いつまでお参りに来られるか…」と語った。

 法要には東京都の小池百合子知事も参列し「戦争や災害の記憶を風化させることなく、次の世代へ語り継いでいく」とあいさつした。