遺骨引き渡しの抗告棄却 麻原元死刑囚四女側

東京高裁(桐原正道撮影)
東京高裁(桐原正道撮影)

 平成30年7月の死刑執行後、法務当局が保管しているオウム真理教元教祖の麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚=本名・松本智津夫(ちづお)、執行時(63)=の遺骨と遺髪をめぐり東京高裁(白石史子裁判長)は10日、引き渡しを求めた四女(31)側の即時抗告を棄却、引き渡し先を次女(40)とした東京家裁の決定を支持した。

 関係者によると、松本元死刑囚は執行直前、係員が遺骨の引き取り先の意向を尋ねた際に「四女」と答えたとされる。四女は遺骨の受け入れを表明したものの、次女や三女(37)らが「元死刑囚は当時、意思疎通が難しい状態となっており、特定の人を指定することはあり得ない」と主張。東京家裁は昨年9月、次女に引き渡すとの審判を下した。

 四女の代理人弁護士は「決定には納得できず、最高裁に特別抗告する予定だ」と話した。

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