【しずおか・この人】イルカと4月デビューまでに「完璧に」 伊豆・三津シーパラダイス新人トレーナー、伊藤結香さん(1/2ページ) - 産経ニュース

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イルカと4月デビューまでに「完璧に」 伊豆・三津シーパラダイス新人トレーナー、伊藤結香さん

4月のデビューへ相棒と特訓を続ける伊豆・三津シーパラダイスの新人イルカトレーナー、伊藤結香さん=静岡県沼津市(岡田浩明撮影)
4月のデビューへ相棒と特訓を続ける伊豆・三津シーパラダイスの新人イルカトレーナー、伊藤結香さん=静岡県沼津市(岡田浩明撮影)

 水族館のトレーナーになりたい-。子供の頃に思い描いた夢を実現しようと入社した水族館「伊豆・三津シーパラダイス」(沼津市)で、イルカの水中ショーのデビューに向けて特訓を重ねる新人トレーナー、伊藤結香さん(21)。デビュー予定は4月。相棒と息の合った演技を披露するため、「完璧にしたい」と練習に力がこもる。

(岡田浩明、写真も)

 --本番に向けて完成度は

 「イルカショーの演目は20種類ぐらいあります。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、(これまで平日は)休館になっていましたが、だからこそ練習もたくさんこなし、だいたいできるようになりました。ただ、まだ完璧ではありません。特に、スカイハイジャンプはまだ練習中。焦りもありますが、家族も見に来るのでドキドキしています」

 《イルカの吻先(ふんさき。口先のこと)で両足を押してもらい、水中から勢いよく舞い上がるスカイハイジャンプ。イルカとの息が合わなければ決まらない難易度の高い演目だが、ショーで歓声が上がる最大の見せ場でもある》

 --昨年12月から始めた練習。当初の苦労は

 「私が水中に飛び込むだけで、イルカはびっくりして逃げたり、近寄らなかったりしていた。例えば、イルカの体温を測定する際も、先輩トレーナーがサインを出すと簡単にできるけれど、私がやると、そっぽを向いて言うことを聞いてくれない。『やらないよ』というしぐさをしていました」

 《コンビを組むのはバンドウイルカの「スダチ」と「カボス」。2頭とも22歳の雌。水中ショーの責任者の唐沢勇さんによると、水中ショー歴19年の大ベテラン。多くの新人トレーナーを輩出しており、伊藤さんからみれば年上の先輩だ》

 --「先輩イルカ」との一体感を出すコツは

 「先輩トレーナーから『もっと自信を持って』『指示を出すサインが小さい』といったアドバイスを受けました。自分も先輩トレーナーの動きを真似して練習に取り組み、何回も繰り返していると、イルカとの一体感も芽生え、指示に従ってくれるようになりました」